月経前症候群(PMS)

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月経前症候群(PMS)とは

月経前症候群(PMS)とは

生理の3~10日ほど前から体や心に現れる不調を月経前症候群(Premenstrual Syndrome=PMS)と言います。生理が来ると症状が弱まっていきますが、多くの女性が何らかの症状に悩んでいると言われています。

月経前症候群(PMS)の主な症状

月経前症候群(PMS)の症状は個人差が大きく、また同じ人でも月によって変わることがあり、200以上の種類があると言われています。

体の不調

  • 疲れ・だるさ
  • 肌荒れ・にきび
  • 頭痛
  • 腰痛
  • 体重増加
  • 乳房のはり・痛み
  • 下腹部のはり
  • むくみ
  • 眠気または不眠
  • のぼせ など

心の不調

  • 憂鬱な気持ちになる
  • イライラする
  • 落ち着きがなくなる
  • 悲しい・泣きたくなる
  • 集中力がなくなる
  • ボーッとする
  • 怒りっぽくなる
  • 情緒不安定になる
  • 身近な人に八つ当たりしてしまう
  • 張り詰めた気分になる など

月経前症候群(PMS)の原因

女性ホルモンの変動とライフステージ

はっきりとした原因はわかっていませんが、排卵後に分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つの女性ホルモンが急激に変動することが関わっていると考えられています。

エストロゲン
(女性らしさをつくるホルモン)
プロゲステロン
(妊娠を助けるホルモン)
・乳房や子宮を発達させる
・子宮内膜を厚くする
・自律神経のバランスを整える
・血管、骨、脳などの健康を保つ など
・子宮内膜の厚さを維持し、着床しやすくする
・体内の水分を保持する
・食欲を増進させる
・体温を上げる など

 

また、ライフステージによって女性ホルモンの量が変化するため、年代によって抱えるトラブルや病気のリスクも変化します。

思春期 初潮~18歳ごろ 女性ホルモンが安定せず、月経不順や月経困難症など生理に関するトラブルが多い。
性成熟期 18~45歳ごろ 女性ホルモンの分泌が安定し、妊娠・出産に適した時期。PMSが起こりやすい。子宮内膜症など女性特有の疾患のリスクもある。
更年期 45~55歳ごろ 卵巣の働きが急激に低下し、体調に変化が起こりやすい。生理周期が安定せず、やがて閉経を迎える。
老年期 55歳~ 女性ホルモンの分泌がわずかになるため、男性に多い生活習慣病などにもかかりやすくなる。

月経前症候群(PMS)の症状を重くする原因

  • ストレス
  • 性格・考え方
  • 自律神経や体力の低下
  • 食生活・嗜好品 など

 

仕事や人間関係での悩みや几帳面すぎる性格など、知らず知らずのうちに感じているストレスが月経前症候群(PMS)の症状を重くしてしまうことがあります。風邪などで免疫が落ちているときは、さらに注意が必要です。
また、よくお酒を飲む方、よくカフェインを摂る方、喫煙習慣がある方も注意が必要で、バランスの悪い食事なども影響すると言われています。

月経前症候群(PMS)の治療

月経前症候群(PMS)には、明確な診断基準がありません。そのため、まずは今お困りのことをしっかりとお伺いし、どんな対応をしていくか一緒に考えることから始めます。
生活習慣を見直すことで改善する場合や、鎮痛剤や漢方薬の服用が効果的な方もいらっしゃいます。また低用量ピルは月経前症候群(PMS)の治療に有効なので、我慢せず使っていただきたいと考えています。

月経前のつらい症状でお困りの方は、当院へご相談ください。

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